丘の上のカリーナ

桜の開花が日本一遅く,8月の平均日最高気温21.2℃の釧路で高断熱・高気密住宅を作る

換気 断熱 考え方 見学会 遮熱材

構造見学会1日目

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本日は構造見学会1日目。
釧路らしい霧雨です。

19時現在で日最高気温は16.0℃です。
釧路にしてはまだ暖かい方です。
こういうところで「高断熱・高気密」の家を考えるのですから
東京はもちろん
札幌や帯広とはまったく違った温熱環境で
作らなければなりません。

だからこそ、釧路の地場の工務店さんに
「家族が集まる家」「心が安らぐ家」のような
どうでもいい「浪花節的」な抽象的で何とでもなるキャッチコピーで売るのではなく
実質的な数値を誇って頑張って欲しいと思います。

釧路では
断熱性能や気密を
数値でまともに提示している工務店さんは見当たらなかった。
よって、一時は真剣に札幌の建築士さんに設計を依頼しようと思っていました。
これはよく言えば
釧路の人間の気質は「漁師」なので
「ゴチャゴチャ言うな。直感で勝負!社にお祈りすればなんとかなる」なのでしょう。
対して帯広は農耕民族なので一年単位やそれ以上で計画的です。
この差があらゆるところで細かく現れて民度、町の発展の差になっていると思います
だから「浪花節的な」キャッチコピーの方が釧路では受注できるのだろうなぁw
(私は生まれも育ちも釧路ですw)

閑話休題

お家に入ると
まず、第一種顕熱熱交換機が鎮座していらっしゃいました。

スティーベルの顕熱交換型の熱交換機です。

当初はブログを遡ればわかってしまうのですが
別の会社の熱交換機を考えていました。

理由は体積です。

20世紀のころ、某日進町で電気設計をやっていましたが
そのとき放熱計算もやっていました。
で、そのとき身についたといいますか、思ったことは
「熱設計、熱交換は結局は表面積・体積勝負だよな」
ということです。
そういう面では
今回のスティーベル社よりも別の会社の方が
たぶん熱交換機自体の
体積・表面積そのものは大きくて優秀でしょう。

しかし、この辺境の地・釧路で初めて採用するというのに
極端に言えば「納品まで打合せには埼玉から行かない」というのです。

これでは、のちのちのメンテナンスを考えると却下です。
350km離れた札幌まで商品説明会にでかけました。
でも、最終的には選定しませんでした。
いくら「釧路では最初なのでモニター価格で」と言われても
こういう設備物は長年使うので却下です。

ということで
釧路での実績のあるスティーベルにしました。

全熱交換ではなく、顕熱交換の理由は
いろいろ算出すると
トイレやお風呂からの熱をそのまま放出するのは
どう考えても無駄である、という点です。
特に釧路は暖房デグリーデイが長いです。
各地のデグリーデイの比較
そういうところで、だらだらと長期間にわたって
熱を捨てるのはわりに合わないのです。
換気に伴う電力は全熱交換でも顕熱交換でも大きな差はないでしょう。
ストックホルムよりも寒い釧路には顕熱交換が適しています。
本州や札幌の考え方は釧路では通用しないのです。

ほかに、熱交換機として求めたことは
天井にかくさない
ということです。
天井裏に隠すと、床面積を取られることも無く
スッキリしますが
明らかにメンテナンスしにくい。
まして天井裏で目に入らなくなると
(私のようなずぼらな人間では)フィルターの掃除・交換をしなくなるw
万が一を考えると故障等で全体を交換しなければ無くなったときに
天井裏では、たいへんでしょう。

長くなりました。
今宵はここまでに致しとうござりまする。







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